Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2017.09.19

2020年からは“建ててはいけない家”にローンを払えますか?

いま建てている家は、2020年からは“建ててはいけない家”かもしれません…。

 

脅かしてしまい、申し訳ありません。「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設・代表取締役の桑原人彦です。

 

 

■2020年からは“建ててはいけない家”?

でも、2017年なら建てられる家?

そんな家があるのでしょうか?

実は、あるのです。それは、2020年に新築住宅に義務化される「改正省エネルギー基準」を満たしていない家です。

 

■2つのモノサシで評価される「改正省エネルギー基準」

「改正省エネルギー基準」は、住宅全体の省エネ性能を考えた基準です。

具体的には、「外皮の断熱性能」と、「一次エネルギー消費量」という2つの基準で評価されます。

「外皮の断熱性能」は、壁・屋根・窓などの「外皮」面積と、建物が損失する熱量の割合、また、外皮面積と建物が取得する日射量の割合で見ます。

「一次エネルギー消費量」は、冷暖房をはじめ、換気、照明、給湯などの設備機器の性能から算出されます。

 

■2020年からは“建ててはいけない家”にローンを払えますか?

この「改正省エネルギー基準」をクリアしていない家は、2020年からは建てられなくなります。しかし、現在でも、この基準以下の性能しかない新築住宅が建てられています。

そのような建物のために、これから30年以上も住宅ローンを払い続けられますか?

 

■普及が進むZEH

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及も進んでいます。

国はエネルギー基本計画(2014年4月閣議決定)で、「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」との目標を設定しています。

国は、この目標を達成するための「ZEHロードマップ(普及方策)」を策定し、ZEH普及に取り組んでいます。

 

■あらためて、ZEHとは?

だいぶ知られてきたZEHですが、あらためて説明すると…

ZEHとは

●太陽の光などを上手に活用するパッシブ型の設計を取り入れ、建物の断熱性能を高めている

高効率の設備(空調・給湯・照明・換気)を取り入れている

●太陽光発電など創エネ設備を備えている

といった特徴がある家です。

 

これらの特徴によって、年間の1次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支がプラスマイナス「ゼロ」か、むしろ創るエネルギー(創エネ)の方が多い、という家がZEHです。

 

桑原建設のモデルハウス:「Mulberry House(マルベリーハウス)」

日時:予約していただければいつでも対応致します

住所:浜松市中区富塚町2808-1

 

イエタテ 新築施工例  

http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html