Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2015.12.28
2回連続のアースオーブンネタになりますが、今回は製作過程も含めた詳細をご報告いたします。
12月6日、晴れ渡る青空の中マルベリーハウスのアースオーブン作りWSに浜松市内はだけでなく県外からもたくさんの方たちに集まって頂きました。
前回の日干しレンガ作りの時のメンバーはもちろん、今回新たなメンバーも加わり総勢20名ほどの精鋭がアースオーブン作りのミッションに参加していただきました。
まず最初に今回は四井式と言われるようにソイルデザインの四井真治さんにお越しいただき作業を始める前に簡単なレクチャーを受けました。
そしていよいよ作業開始、まずは土を練りますっていうか踏み踏みします。ここは子供も参加しみんなで踏みつけます。大人は日ごろのうっぷん?と、シェイプアップも兼ねて全力で土を踏みます。この時には前回日干しレンガの時と同様石灰と解いた麻ひもを入れています。
ここで登場したのが四井さん製作のアースオーブンの架台です。鉄骨を溶接して作ってあり、かなり頑丈なものでした。これを事前に製作していただき、今回のために山梨県から軽トラで運んでいただきました。四井さんありがとうございました。
架台の上にケイカル板を置き先ほど練りこんだ土を塗っていきます。そしてこれも四井さん手作りの耐熱板をケイカル板の上に敷き廻りを日干しレンガと土で固めていきます。
こんな感じでアースオーブンの土台は出来上がりました。ここで午前中の作業は終了しお待ちかねの昼食タイムです。今回も一品持ち寄りのポットラック形式でのお昼ごはんです。
子供たちも子供たちなりに楽しんでいたみたいです。
お昼はマルベリーハウスに移動してみんなで昼食です。薪ストーブの火が揺らぐ中、身も心も暖まっていきます。みんなで食べるごはんは最高に美味しいです。そして今回のポットラックも前回に負けないくらい豪華でそして豊かな食材でみなさん大満足でした。もう下手な場所で外食できなくなるくらいです。
午後からはいよいよ釜作りの作業に入ります。ここで11月に製作した日干しレンガがいよいよ登場です。まず入り口の付近から日干しレンガを積み釜の入り口を作ります。
見事にキレイなアーチを形作り入口が出来上がります。そこからは周りにレンガを微妙な角度を付け土を塗りながら球体に積んでいきます。
徐々に球体に近づいていきアースオーブンの形が見えてきました。
最後は頂上にレンガを入れ込み見事な球体が出来上がりました。
中はこんな感じです。意外と広かったです。
仕上げは土を塗りこみ左官作業のように表面を滑らかに仕上げていきます。このあたりの作業はその人の性格が出ますね。
そして完成です。素晴らしい。!!
今回のWSではみんなで一つの物を作り上げる楽しさと、手作りの豊かさを学びました。レンガ作りからはじめ2カ月をかけてみんなで作りあげたアースオーブンで焼くピザは他のどこで食べるピザより美味しいはずでしょう。電話して注文すればすぐ届くピザを食べるがために釜から作るなんて馬鹿げているかもしれませんが、何事にも手間をかけるという事を忘れてしまっている現代に生きる私たちに、本来どんなものでも影で手間を掛けている人がいてこそ自分たちが楽を
できるという事を思い出させてくれた意義のあるWSだったと思います。
私たちの家造りもそうですが、手間をかける事をおろそかにしてしまってはお客様に豊かな空間を提供できません。とかく効率を意識するあまり本来かけなければいけない手間を省いてしまってはいないか、自省を込めて今一度原点に立ち返って日々の仕事に取り組まなければと改めて思いました。
現在、アースオーブンは乾燥の真っ最中です。1月には火入れをしたいと思います。そしてお待ちかねのピザをアースオーブン作りに参加して下さった方々と一緒に味わいたいと思います。
またピザ作りWSも開きたいと思います。その際はSNSなどで告知致します。!!
●Mulberry House●
株式会社桑原建設
住所:静岡県浜松市中区富塚町2808-1
電話:053-525-6511(2015年9月 新事務所に移転しました)
公式ブログはこちら
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イエタテ 新築施工例
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