4月に迫っている電力小売りの全面自由化とは、どのようなことでしょうか?
2016年3月まで、一般家庭が契約できる電力会社は地域ごとに決められています。それが、4月の電力小売り全面自由化によって、一般家庭でも電力会社を選べるようになります。新しく参入し、法律に基づいて登録された「小売電気事業者」(新電力)から電気を買うことも可能になります。
ちなみに、2016年3月までの契約内容で、そのまま電気を使い続けたい場合は、特に手続きをする必要はありません。
さて、電力小売り全面自由化に向け、既存の電力会社や新電力が新しい電気料金プランを打ち出していますが、ファミリー層にとっておトクなプランはあるのでしょうか。
結論としては、電気の使用量が比較的多いご家庭の場合、おトクになる可能性が高いプランもあるようです。ただ、料金やメニューは実にさまざま。新しいプランに乗り換えれば必ず安くなるわけではなく、条件によっては割高になることもありますから、十分な検討が必要です。
電力小売り全面自由化によって、将来的には、たくさんの選択肢の中から、「どんな電気を買うのか」を選べる時代になるかもしれません。
例えば、化石燃料を燃やして電気をつくる火力発電、ウラン燃料を利用する原子力発電のように、従来から電力量に占める割合が高かった発電方法による電気。
また、太陽の光を直接電気エネルギーに変換する太陽光発電、風力発電、木材を燃やして電気をつくる木質バイオマス発電、川や湖の水を利用する水力発電、地下の熱水を利用する地熱発電などなど、再生可能エネルギーを利用して起こされた電気。
さまざまな方法で発電された電気を選ぶことができ、特定の発電方法を「応援」できるようになれば、電気への関心がさらに高まるかもしれませんね。
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