Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2013.12.26

浜松の工務店 桑原建設が教える!家の熱が奪われる大きな原因とその対策とは?

日が落ちるのも早くなり、朝晩で冷え込みの厳しい季節になりましたね。
みなさんもご自宅で生活している上で、「今日は冷えるな。」と感じる事が多くなったのではないでしょうか?
屋内の熱が奪われ「寒さ」の原因となっているのは、家のどの箇所にあるかご存知ですか? 
家の熱が失われる原因として、まずは家の各箇所の「熱損失」の大きさについて考えないといけません。
「熱損失」とはその名の通り、『室内の熱が熱伝導やすきま風などによって外部に流出すること。』を指します。
家は、”窓”が一番「熱損失」が高い箇所なのです。

数値から見ても、窓の熱損失48%、外壁の熱損失19%、換気の熱損失17%と、結果は一目瞭然です。
どんなことでもそうですが、影響の大きいところから対処するのが一番早く効果は上がりますから、『温熱環境を保つ』上では、窓の設計が最優先かつ最大のポイントになります。
そこで問題になってくるのが、日本で多くみられる窓の性能の問題。
パッシブ住宅がかなり進んでいるヨーロッパと日本では、大きな差が生じているのをみなさんはご存知ですか?
ヨーロッパ、特にドイツは、省エネや温熱環境においてとても先進的な国です。窓の性能ももちろん進んでいます。
では日本の窓とはどれほどの差があるのでしょうか。そして、そもそも窓の性能で最も重要なのは何なのでしょうか。
その答えは、「熱貫流率(U値)」という値で表されます。
熱貫流率とは、室内側と室外側の温度差を1℃とした時、窓ガラス1㎡に対して1時間の間にどれだけ熱が通過するかを測る熱量のことをいいます。
「熱貫流率(U値)」が低ければ低いほど、熱の移動を少なく抑えられるて断熱性能が高いと言えます。
ではヨーロッパ諸国の窓の性能と日本の窓の性能はどれほど違うのか?については、次回の配信でお話したいと思います。お楽しみに♪
いかがでしたでしょうか?実は、今回が今年最後の投稿となります。
今年は皆様とSNSを通じてさまざまな情報交換をさせていただき、本当にありがとうございました。少しでも皆様にとってお役に立つ情報を配信できていたら、私共も大変嬉しく思います。
来年もぜひまたこのページに遊びにきていただけたらと思います。これからも株式会社桑原建設をよろしくお願いいたします。
それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えください!