冬の陽光が家の奥まで届いて、蓄えた暖かさで夜もぽかぽか。中庭のシンボルツリーを囲うように「コ」の字型をした建物は、どの部屋にいても外の緑を身近に感じられます。
桑原建設の施工事例。今回から2回にわたり、S様邸をご紹介します。
もともと桑原建設をご存知だったS様ですが、家づくりのご相談を受けるようになったのは、建築途中の家のつくりを見られる構造見学会でした。会場を探しながら近くを通りかかったところ、木の香りをふわっと感じたそうです。見学会では、天竜杉をふんだんに使っているところや、梁(はり)などの構造がどっしりとしている点を特に気に入ってくださいました。
S様ご夫婦が住まわれるため、身体に負担をかけず、いつまでも楽に暮らせるようにと、平屋をご希望。全体的に天井高がありますが、さらに空間の広がりを演出するために勾配天井とした棟もあります。
入り口の土間から続く廊下には、南面に大きな窓があり、暖かい太陽の光をリビングにまで呼び込みます。リビングからは、廊下の窓を通して庭を眺められます。
暑い季節には窓を開け放てば、心地よい風が得られるように、通風計画を念入りに行いました。夏でも時間帯によっては肌寒いくらいの風通しのよさです。
S様邸のご紹介は次回に続きます。
イエタテ 新築施工例