Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2016.10.11
野生動物の命をまるごと、いただく。
そんな経験をする機会がありました。
こんにちは。「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設の桑原佐紀です。
鹿ジビエと山師料理の宿「ざんざ亭」(長野県伊那市)
https://www.facebook.com/zanzatei/
を訪れて、野生の鹿のお肉をいただきました。
山に生きている動物を猟師さんが仕留め、その肉を大切にいただく経験をしてみたい…。そう思ったことが、きっかけでした。
古民家風のステキな宿でいただいた鹿のお肉は、滋味に富んでいました。鹿が自分の血肉になってくれたんだな…と感じられました。野菜も、野菜そのものが持つ味が濃く、美味しかったですよ。
野生の動物と同じように、「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設も山の恵みを受けています。
マルベリーハウスでは、天竜をはじめとした山々で育った木を使い、家を建てています。天竜は温暖な気候に恵まれているため、太陽の光をたっぷりと受けて育った木々がつくる山林が、とても美しいんですよ。
ところが、山林では近ごろ、野生鳥獣による森林被害が深刻になっています。
例えば、鹿が植林された木の枝葉を食べてしまったり、木の皮をむいてしまったりするため、スギやヒノキの人工林がうまく形成されない例が増えています。
鹿が林の下草を食べてしまうと、土壌が流出しやすくなる恐れもあります。
はるか昔から、山で生きてきた動物たち。山に人工林を形成し、育った木で住まいをつくる私たち。共存するための知恵が求められていますね。
イエタテ 新築施工例