今回は、桑原建設のもう一つのこだわりである「パッシブデザイン」についてご紹介しましょう。
パッシブとは、日本語で「受け入れる、受動的」という意味を持ちます。
「パッシブデザイン」とは、建物に採り入れられる自然エネルギーを最大限に生かし、人が本質的に望む「心地よさ」を生み出していく設計手法のことを指します。
家電などの器具に頼らず、自然の中で心地よく生活していく―。
太陽の光があらゆる場所に降り注ぎ、窓を開ければどの部屋にも心地よい風が通り抜ける。
寒い冬の日でも、晴れていれば太陽の熱によって夜中までポカポカと暖かく、夏の暑い日でも土蔵の中にいるようなひんやりとした感覚が得られるような住まい…。
こうした住まいを生み出すことを目指す設計技術が「パッシブデザイン」です。
家電などの器具は、一年も経てば中古品になっていきます。
それよりも、最初に建物にお金をかけて、これから住んでいくうえで発生する光熱費を抑えていく方が、効率的かつ経済的です。
「パッシブデザイン」なら、機械に頼って快適性を実現させるのではなく、建物そのものが心地よさを生み出してくれます。
「光を多く採るために、どこに窓をつけるのか?」
「風の通りを良くするために、どんな形で家を設計するのか?」
「パッシブデザイン」なら、日本特有の四季の移り変わりを楽しみながら、自然と共存していく家づくりができます。
そこに、桑原建設の培ってきた木を使った心地良いスタイルを融合させ、より一層エコで心地良い家造りを提案していきたいと考えています。