今回は「二世帯住宅でよく起こるトラブル」についてお話したいと思います。
二世帯住宅の生活で、どんなトラブルがあると思いますか?また、予防策にはどんなものがあるのでしょう?具体例も交えてご紹介したいと思います。
1.音のトラブル
玄関のすぐ近くに親御さんの寝室があれば、夜間の出入り時は音に注意しなくてはいけませんよね!
仕事がら帰宅する時間が遅いなど、ライフスタイルによっては、玄関を別にする必要があるかもしれません。
また、仕方ないことではありますが、子供達の走りまわる音も気になります。
敷地が広ければ横並びに世帯別に分けるのがベストですが、1、2階で分けて住み分ける場合は防音処置等である程度軽減できます。
ただ、音に関しては感じ方も人それぞれ違いますし、子供の成長期の一時的期間の問題でもありますので、家族でしっかり話し合い、折り合いを上手くつけていくことも大切なのではないでしょうか。
2.嫁姑問題
これは、いつの時代にもよくあるトラブル!
共有スペースをなくしてしまえば、問題は解決するように思いますが、完璧にスペースを分けてしまったら、アパートに住んでいるのと、変わりなくなってしまいますね。
全て別々のスペースを作ってしまうことで、それぞれ孤立化してしまいます。すると、コミュニケーションはとれず、むしろ関係性が悪くなってしまうことにもなりかねません。
嫁姑問題の解決策には、“共有スペース”が大切だと言われています。
共有スペースが多い事でコミュニケーションがとりやすくなり、トラブルが少なくなることもあります。
例えば洗濯スペースを1箇所にしておけば、仕事を持っているお嫁さんが、洗濯物の取り込みはお姑さんにお願いをして作業を分担することで、お互いに声を掛け合ったり気遣い合いながらいい関係が築けるかもしれません。
家族それぞれ、年月の経過の中で環境も生活様式も変わっていきます。
子供に手のかかる子育ての時期は、お姑さんの手助けや心遣いはお嫁さんにとって有難いと思いますし、お姑さんも老後お嫁さんを頼りにできれば心強いと思います。
そういったお互いに思い合う気遣いは、日々のコミュニケーションの積み重ねから生まれてくるものではないでしょうか・・・。
人間は言葉や空間のまじりあいの中で生きていくものです。必然的に、同じ空間を共有できるスペースが欲しくなります。
空間を共有することは、同じ場所で暮らす家族同士なら、より重要なことですね。