高齢者のお部屋を考えるときには、部屋を使うご本人のお話をとことんお聞きすることが大切です。今のシニアは、ご自分のライフスタイルを思い思いに楽しんでいらっしゃるので、使いやすいお部屋も人それぞれです。
例えば、昼間の過ごし方。いつも出かけているのか? お家で過ごすのか? 昼間に在宅の高齢者なら、陽がよく当たるお部屋を希望されるかもしれませんね。
お食事にしても、いろいろなスタイルがあります。いつも家族と一緒に食べるのか?お体の具合などを考え、お部屋に食事を運んでいるのか? しっかりとヒアリングしなければなりません。
将来の介護を考えて、広めのスペースを確保しておいたり、誰にでも使いやすい建具を選んだりしておくことは、役に立つでしょう。介護する人の動線を考慮できれば、なおよいと思います。
しかし、新築時に、介護に必要な備えをすべて整えようとしても、難しいものです。というのも、将来的にどのような介護が必要になるのかは、人それぞれだからです。段差をなくしてスロープをつけておけば大丈夫かというと、そうでもありません。スロープは意外と足に負担が掛かるので、「歩きにくい」とイヤがる方もいらっしゃいます。入浴介助をしやすいようにと、お風呂を広くつくっておいても、介護保険による訪問入浴介護サービスを利用するかもしれません。
桑原建設のマルベリーハウスには、ホームヘルパーとして働いた経験のあるスタッフもいます。元気なシニアに喜んでもらえるお部屋、将来の介護を考えたお部屋についても、ご相談ください!
イエタテ 新築施工例