works 施工事例

久遠の家

久遠の家

2021年3月末に完成したドッグランを備えた木の家です。それまで住まわれていた居宅の断熱リフォームも検討されていましたが、必要以上に大きい旧家を全面リフォームすべきか否かコスト比較を行い、結果的に高性能な新築への建て替えを選択いただきました。夏冬それぞれエアコン1台で済むような空調設計をおこなった、省エネで快適な住まいです。


PICKUP

「室内環境を快適にしてほしい」とのご要望から始まった家づくり。空調計画や温熱環境設計、日射シミュレーションなどを駆使して、夏も冬も省エネで快適な空間を実現しました。床材は幅広のアルダーを使用しています。

キッチンからはダイニングやウッドデッキを見渡せます。上質な空間と調和する家具やインテリアグリーンが暮らしに彩りを与えてくれます。

キッチン背面収納は、柾目が美しいタモ材の建具。収納力も抜群です。カウンター下収納のタイルは、引き渡し後にお施主さまがDIYしたもの。マイホームに愛情を注ぎ、暮らしを愉しんでおられる様子が目に浮かびます。

勾配天井のリビング。壁面はアクセントになるよう一面板張り。玄関につながる建具は、マルベリーハウスオリジナルのデザインです。

リビングとひとつながりのウッドデッキ。アウトドアリビングとして、日常的に利用いただけます。

吹き抜けを兼ねた階段室は、FIX窓からお庭を感じられるのもポイント。視線の抜けと明るさを確保できるようにと、収まりにたいへん腐心しました。

2階ホールはセカンドリビングとして。お子さま方が帰省した際などに、このゆとりある空間をご利用くださっています。

夫婦共用のウォークインクローゼット(WIC)。夜勤などがあり、ライフスタイルの異なるご夫婦のため、寝室を個別に設け、共有WICを採用しています。

リビングからもアクセスしやすい洗面室。動線の負担を少なくできるよう、おばあさまの居室の近くに配置しています。
リビングに差し込む自然光を採り入れられるよう、棚上にはスリット窓を設けました。

玄関土間は三和土(たたき)風の左官仕上げです。家族動線となるシューズクロークは、コンパクトな空間ながらも収納力を持たせる工夫をしています。

南から見た建物の外観。南面が接道しており、敷地内には自家用車も停めるため、ファサードには大開口を設けていません。リビングに面した開口部やウッドデッキ、プライベートガーデンは東面(向かって右側の側面)に配置しました。

こちらが建物東面。T様ご家族のご要望のひとつでもあったウッドデッキは、季節を楽しむためのアウトドアリビングとしてご利用いただいています。また、お庭はドッグランとしての用途も兼ねています。

「建てるなら、お庭も一緒につくりたい」。当初より、そのように仰っていただき、マルベリーハウスのコンセプトでもある『家と庭』を体現した住まいとなりました。

旧家に載っていた鬼瓦は、お庭を彩るアイコンに。解体の際、捨てるのも忍びなく確保しておいたものです。捨ててしまえばそれで終わりですが、今あるものを活かすことも大切だと考えています。

雨水タンクはお施主さまのご希望により設置しました。主にお庭の水やりのために使用されているようです。

夕暮れに我が家へと誘う、温もりあふれる玄関の灯り。

ウッドフェンスや視線の設計で、プライバシーが守られたリビングダイニング。隣家に囲まれている立地でも、開放的な生活を実現することが可能です。