Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2016.04.07

ZEHを実現すれば、それでいい?浜松市のパッシブ注文住宅・リフォームのマルベリーハウス 桑原建設

1次エネルギーをたくさん使わない生活が、私たちの理想です。
こんにちは。「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設・代表取締役の桑原人彦です。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)というワードを聞いたことがありますか?
国内で約1万棟に達しようとしている家です。
国は「住宅については、2020年までに標準的な住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」としています。
ZEHはどのような家かというと、
●太陽の光などを上手に活用するパッシブ型の設計を取り入れ、建物の断熱性能を高めている
●高効率の設備(空調・給湯・照明・換気)を取り入れている
●太陽光発電など創エネ設備を備えている
といった特徴がある家でります。
これらの特徴によって、年間の1次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支がプラスマイナス「ゼロ」か、むしろ創るエネルギー(創エネ)の方が多い、という家がZEHです。
ということは、エネルギーをたくさん消費しても、創エネが多ければ、“チャラ”になるということですね。だから、ゼロエネにすることを最大の目標にするなら、大きな太陽光発電システムを載せればOKということになってしまいます。大手ハウスメーカーには、どちらかというとこの方法でZEHを実現しようとしている会社も多いんですよ。
でも、それでいいのでしょうか。
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設では、その手法は取りません。まずは建物の断熱・気密性能をしっかりと上げて、なるべく太陽光発電を使わないようにすべきと考えます。だって、家に住む方たちのことを思うと、冷暖房をあまり使わずに温熱環境が改善されるなら、それに越したことはありませんから。冷暖房をガンガン使う家に住んで、健康になるとは、考えにくいですよね。

イエタテ 新築施工例
http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html