Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2014.10.13

Mulberry Haus工事進捗状況3 !!

 Mulberry Haus 基礎工事は鉄筋組の作業に入りました。 


 

中央に配筋されているのが地中梁です。以前にもお話いたしましたが桑原建設では構造計算は許容応力度計算を行っており、鉄筋のピッチ、太さ等もすべて計算によって割り出されております。地中梁に関しましても計算により必要なところに配置、配筋されます。

 

鉄筋の下に設置されている金物は基礎コンクリートを土間、立ち上がり一体打ちとするために型枠を浮かせるための金物です。コンクリートの中に一緒に打ち込んでしまいます。言葉で書くとわかりにくいですが型枠を組んだ時の写真もアップしていきますので写真で見ると非常に分かりやすいかと思いますのでお楽しみにしていてください。

一体打ちのメリットは読んで字のごとく土間コンクリートと立ち上がりのコンクリートを1回で打設しますので構造的に一体となりより強固になります。また打ち継ぎがありませんのでシロアリ対策にも有効です。

 

 
鉄筋の下に置いてある四角いコンクリートの物体は業界用語ではサイコロと言って鉄筋とコンクリートのかぶり厚さを確保するために設置するものです。かぶり厚さとは鉄筋を覆っているコンクリートの厚さの事です。土間のかぶり厚さは60mm、立ち上がりのかぶり厚さは40mmです。かぶり厚さがなぜ必要かと言うと、水、空気、酸又は塩による鉄筋の腐食を防止し、かつ、鉄筋とコンクリートとを有効に付着させることにより耐久性及び強度を確保するために必要となります。かぶり厚さの寸法は建築基準法により決まっております。

大体の鉄筋が組み終わりました。これから型枠組、アンカーボルト設置、ホールダウンアンカー設置そして配筋検査と作業は続いていきます。