Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2019.07.16

子どもの生活習慣が身に付く家

子どもの生活習慣が身に付く家

 

子どもの成長に伴って、生活ルーティーンを自然に身に付けさせてあげたい…。

そんな子育て世代のための仕掛けを提案したいと思っています。

 

「ただいま」と子どもが帰ってきたと思ったら、ランドセルや手提げバッグが床に散らばっている。
丸まった靴下が放り投げられている。
思わず、「ここにモノを置かないでって言ってるでしょ!」
「洗濯物はカゴに入れて!」

と、何かにつけて口やかましく叱ってしまう。

子どもさんのいるご家庭で、こんな経験はありませんか?

 

一連の流れでできるようにしてあげたい

そういった1つひとつの行動が一連の流れの中でできるようになったら、いいですね。
家に帰ってきたらアウターを脱いで、掛ける。
手を洗ってから、部屋に入る。
ランドセルは決まった場所に置いて、その流れで宿題を取り出す。
夕食の前には学校の宿題と翌日の準備が終わっている…。
「それって、あくまで理想でしょう?」と思われるかもしれません。
でも、実際にできている子もいます。

 

できる子は習慣が身に付いている

Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設で家づくりを進められるお客様や、ワークショップでお会いするご家族を見ていて感じることがあります。
成長に伴って、それぞれの分野で芽が育っている子どもは、生活ルーティーンがしっかりしているということです。
ちょっとしたことですが、脱いだ衣類を自分で畳んで置くとか、靴を並べるといった習慣です。
ルーティーンがしっかりしているから、何か変わったことが起きたときに臨機応変にアクションを取る余裕があるんでしょうね。

 

親も助かる!

生活の中の行動が一連の流れとしてできれば、親も助かります。
例えば、核家族で共働きの子どもが放課後の学童保育から帰ってきたとき。
親は夕食の支度や洗濯物の取り込みなど、1日で最も忙しい時間帯です。
そんなときに子どもが生活ルーティーンに則って手洗い、着替え、学用品の収納などをやってくれれば、これほどラクなことはありません。
いちいち「宿題やったの?」などと口を出さなければならない状況が、変わります。

 

子育てに王道なし

子どもさんが小さなうちから、一連の流れを当たり前として教えてあげられれば、とてもいいですね?
その方法はというと、やはり地道なやり方しかないと思います。
最初は1つひとつの行動を根気よく教えてあげて、実行できたら「えらかったね」と褒めてあげる…という繰り返しの結果なのでしょう。

 

身に付く仕掛けを考える

子どもには、生活習慣を自然に身に付けさせたい
そういう視点から家づくりを考えると、いろいろな仕掛けのアイディアが浮かびます。
例えば、子どもが帰ってきたときに荷物を置く場所。
学校の宿題を入れるカゴ。習い事の宿題を入れるカゴ。
親の目が届くところで勉強できるキッチン前のカウンター…などなど、収納・居場所だけでもいろいろと工夫できます。
動線もポイントです。
「何をどこにしまうか」だけでなく、「どのタイミングでしまうか」まで考えます。
帰宅して、手を洗ってリビングで落ち着くまでの動線に、汚れ物を入れるカゴやランドセルを置くスペースが組み込まれていれば、一連の流れとして習慣付けしやすくなります。

 

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「これは!」と感心するご要望も

家族の生活習慣をよく考えているご家族と打ち合わせをすると、とても勉強になります。
子どもの服を脱いだり着せたりするために、玄関近くにスペースが欲しい。
ご主人が1階リビングで身支度するので、リビングに収納があるといい。
夫婦で読書をして過ごすことが多いので、読書をしながら子どもの勉強を見られる空間をつくりたい。
というように、暮らしの流れを分析した結果としての間取りを、お客様から聞かせていただいています。

 

マルベリーハウスができること

生活習慣が身に付く家をつくるため、Mulberry Houseが心がけているのは、じっくりとヒアリングをすることです。
生活パターンが家族それぞれなら、効率的な動線使いやすい間取りも千差万別。
建て替えのお客様なら、これまで住んでいた家の問題点でさえ、快適な暮らしにつながる財産になります。
お客様と顔と顔を合わせて、何気ないお話を積み重ねることで、生活の流れをルーティーン化できる家を提案したい。そして、共働きのご夫婦が無理なく子育てを楽しめて、子どもさんの自立を促せる
家づくりをサポートしたいと思います。

 

《プロフィール》
代表取締役 一級建築士
桑原 人彦
江戸時代から続く大工の家系に生まれ、設計事務所での勤務経験を経て、父親から桑原建設を継承。創業以来50年以上に渡って約700棟の家づくりに携わった経験を生かし、打ち合わせから設計、施工監理までワンストップで対応。(一社)静岡木の家ネットワークの代表理事も務める。