Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2019.06.27

モデルハウスMulberry Houseの壁は、何でできている?

モデルハウスMulberry Houseの壁は、何でできている?

風景とよく調和する家からは、“新築っぽさ”があまり感じられません。
新築なのに「ずっと前からここにあった?」と思われる家は、家と自然が衝突せずに、互いのよさを引き出しているのだと思います。

 

地域に溶け込みやすい色
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設のモデルハウスMulberry Houseも、そのような家を目指してつくりました。
三方原台地の土を思わせるアースカラーで外観をまとめたのは、地域への溶け込みやすさを考えてのことです。Mulberry House桑原建設と周囲が引き立て合うようになってほしいという願いも込めました。
 
どうやってつくり出した? 外壁の質感
モデルハウスMulberry Houseの外壁、特にその質感を気に入ってくださる方がいらっしゃいます。
Mulberry Houseの外壁には100%自然素材の「そとん壁を使っています。ラフな風合いを出すため、コテで塗り上げた後、発泡スチロールでこすって仕上げました。
 
“シラス“からできた100%自然素材の「そとん壁」
「そとん壁」の主原料はシラスと呼ばれる火山の噴出物。シラスとは、約2万5千年前、現在の鹿児島で起きた姶良(あいら)カルデラの大噴火で、火砕流が堆積したものです。
そのシラス本来の色や質感を活かすため、「そとん壁」は高温焼成せず、天日乾燥でつくられています。
 
完全防水&壁の湿気を放出
外壁用塗材の「そとん壁」は、下塗り材と上塗り材の2層構造によって、防水性透湿性を併せ持っています。
雨水の侵入をシャットアウトする完全防水を実現している一方で、壁内部の湿気を壁表面から放出します。これにより、湿気を原因とする結露やカビの被害から建物を守ってくれます。
 
厳しい自然環境でも劣化しない
また、「そとん壁」は天然の鉱物顔料で着色するので、紫外線に強く、色あせや劣化がほとんどありません。結果として、家を建てた後の維持管理コストを削減できます。
さらに、製造時に大きなエネルギーを消費しない省エネ・ローテク製造を実践し、環境に配慮しています。
 
つなぎの化学樹脂も使っていません
シラスを使ったシラス壁は、外壁用に先立って内装用塗材「薩摩中霧島壁」として実用化されました。室内で暮らす人の健康を守るためもあって、つなぎとしての樹脂を使わずにつくられています。通常、塗り壁材には何らかの樹脂が混ぜられていますので、自然界の安全な素材だけを使った本当の「100%自然素材」は非常に珍しいことです。
外壁用として利用する場合にも、100%自然素材は意味があります。例えば、家が役割を終えて解体された後、土に還すことができます。
 
長い時間が経ってもキレイなまま
一般的に、塗り壁は施工後、収縮によって亀裂が入ることがあります。しかし、「そとん壁」はしっかりとした下地にきちんと施工されていれば、クラックがほとんど入りません。
外壁の汚れが付きにくいのも、「そとん壁」の特徴です。実際、完成から4年が経ったモデルハウスMulberry Houseの外壁には、汚れや藻がほとんど付いていません。
さらに、「そとん壁」を開発した高千穂シラス(株)は、汚れの付きにくさを調べる実験を行っています。実験では、樹液が多い木の下にシラス壁の試験体を置き、18年にわたって観察を続けていますが、青藻も汚れもまったく出ないそうです。
 
調湿、消臭効果もあります
先ほどもご紹介したように、シラス壁は最初に内装用塗材「薩摩中霧島壁」として実用化されました。
シラスには化学物質を吸着する力や調湿効果、そして消臭効果があります。そのため、室内にシラス壁を使うと、エアコンや空気清浄機などに頼らずに室内の空気をキレイにできます。
シラス壁を内装に採用したおかげでトイレの換気扇を回す必要がなくなったり、タバコのニオイがしなくなったりした例もあります。
 
ぜひモデルハウスをご覧ください
アースカラーでラフな風合いの外壁をご自分の目で見てみたい。
100%自然素材「そとん壁」の質感を知りたい。
そんな方は、ぜひモデルハウスMulberry Houseをのぞいてみてください。
 
1
 
 
★モデルハウスMulberry House 見学のご予約はこちらから
https://kuwabara-kensetsu.com/contact/
 
【スーパー白洲そとん壁W】【薩摩中霧島壁】高千穂シラス株式会社
http://www.takachiho-shirasu.co.jp/
 
《プロフィール》
代表取締役 一級建築士
桑原 人彦
江戸時代から続く大工の家系に生まれ、設計事務所での勤務経験を経て、父親から桑原建設を継承。創業以来50年以上に渡って約700棟の家づくりに携わった経験を生かし、打ち合わせから設計、施工監理までワンストップで対応。(一社)静岡木の家ネットワークの代表理事も務める。