Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2019.02.21

「健康のためには、寒いくらいがちょうどいい」は、やはり間違い!

「健康のためには、寒いくらいがちょうどいい」は、やはり間違い!

 

「健康のためには、寒いくらいがちょうどいい」は、やはり間違い!

 

国交省が新しい調査結果を発表
温熱環境と健康の関係について、国土交通省が新しい調査結果を発表しました。
年間を通して室温が安定している住宅や、部屋間の温度差が小さい家では、住む人の血圧の季節差が小さかったり、最高血圧が低かったりするという結果です。

この調査は、同省「スマートウェルネス住宅等推進事業」の一環として2014年から行われてきました。実施したのは(一社)日本サステナブル建築協会です。

調査では、住宅の断熱改修を予定する4,131人(2,307軒)を対象に改修前の健康調査を実施。
そのうち断熱改修を実施した1,194人(679軒)について改修後の健康調査も行いました。
そして、改修前・改修後の結果を医学・建築環境工学の観点から検証しました。
今回、住宅の室内環境が血圧などに与える影響について、「新たな知見が得られつつある」として中間報告が行われました。

 

室温が安定 → 血圧も安定&最高血圧が低下
中間報告では、
●室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい。
●居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近くの室温が低い住宅で有意に高い。
●断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下した。
ことが裏付けられました。

やはり、寒さ・暑さを我慢しながら過ごすよりも、快適な室温で暮らした方がいい!ということです。

 

マルベリーハウスは世界レベルの温熱性能
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設の家の性能は世界レベルです。
温熱等級4、熱の逃げやすさを示すUA値(外皮平均貫流率)0.5、家の気密性(隙間の量)を示すC値(隙間相当面積)0.5が、現在のマルベリーハウスの標準的な性能です。

 

パーフェクトバリアは断熱性能を維持します
温熱性能が高い家を建てるためには、設計・施工で様々な知識・技術が求められます。
また、断熱材の選択も重要です。マルベリーハウスは、優れた断熱性能と高い安全性を兼ね備えた断熱材「パーフェクトバリア」を使用しています。

 

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パーフェクトバリアが優れているのは、断熱性能を維持できる点です。
例えば、冬に室内の熱と湿気が屋外へ逃げようとするとき、断熱材が水分を吸収すると、断熱性能が大きく低下してしまいます。
その点、パーフェクトバリアは湿気をスムーズに透過させるため、断熱性能を維持できます。
また、パーフェクトバリアは成型過程で接着剤を使用せず、熱によって繊維が融着したパンタグラフのような構造になっています。
この構造のおかげで、最初の形状を半永久的にキープでき、長期にわたって断熱性能を発揮します。

 

赤ちゃんがくるまっても安心
パーフェクトバリアは「赤ちゃんがくるまっても安心な断熱材」を目標に開発されました。
接着剤を使用していないため、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド等の有害物質が揮発する心配がありません。
北里研究所病院内の化学物質過敏症・シックハウス症候群の患者用療養施設「ケミフリーハウス」にも使われています。

 

身体への負担を減らし心も健康に暮らせる
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設がお勧めするのは、快適な暖かさ・涼しさを逃さず、身体への負担を減らす家です。
もちろん、自然の風や太陽の光をふんだんに取り入れ、心の健康を保つことも大切にしています。

☆住宅内の室温の変化が居住者の健康に与える影響とは?調査結果から得られつつある「新たな知見」について報告します
http://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html

 

《プロフィール》
代表取締役 一級建築士
桑原 人彦
江戸時代から続く大工の家系に生まれ、設計事務所での勤務経験を経て、父親から桑原建設を継承。創業以来50年以上に渡って約700棟の家づくりに携わった経験を生かし、打ち合わせから設計、施工監理までワンストップで対応。(一社)静岡木の家ネットワークの代表理事も務める。