Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2019.03.11
2018-2019年の冬はインフルエンザが大流行。風邪も流行りました。
小さなお子さんが熱を出したり、咳がひどくなったりして、心配された方も多かったでしょう。
■観察する力、考える力
お子さんの体調がよくないとき、親はその状態をよく観察すると思います。
ぐったりしているのか、熱は高いが元気はあるのか。
目に生気があるのか、うつろなのか。
そういった情報を読み取れば、体調不良が一時的なものなのか、重篤になる危険性があるのかを判断する材料になります。
観察する力や考える力は、やはり大事ですね。
ところが、様々な情報をインターネットなどから簡単に得られるようになると、自分で考えることをやめてしまう恐れあります。
マニュアルに頼り、それ以上の思考や工夫をしなくなってしまいます。
■工夫をやめてしまうと…
そのような傾向は建築業界にもあるのではないでしょうか。
安心して快適に長く住める家づくりについて、主体的に考えたり情報を取りにいったりせず、取引のある大きな会社からもらえる情報だけで済ませてしまう…。
自社が取り組む家づくりについて発信したり、お客様のニーズを掘り起こしたりする手間をかけずに集客できると考えてしまう…。
それではなかなか、工務店のコミュニケーション力や提案力が向上していきません。
そのような工務店の中には、肝心な技術面についてもあまり熱心に勉強していないところがあるのかもしれません。
■家はパッシブでも行動はアクティブに!
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設では、理想とする家づくりについての発信やお客様との信頼関係の構築について、外部の会社とも相談しながら、よりよいものにしていこうとしています。
お客様への伝え方は、何が正解なのかわかりません。ひょっとすると、間違った方向に努力しているのかもしれず、それはリスクと言えるでしょう。
それでも、マルベリーハウスはお客様とのコミュニケーションの方法をあれこれと探し求め、自分たちの工夫を詰め込んでいきます。そうすることで、マルベリーハウスの家づくりと親和性が高いライフスタイルのお客様とつながるチャンスが生まれるからです。
パッシブデザインを取り入れた家をつくっていても、行動はあくまでアクティブに。
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設は自分たちからすすんでお客様に近づくため、情報発信を続けていきます。
《プロフィール》
代表取締役 一級建築士
桑原 人彦
江戸時代から続く大工の家系に生まれ、設計事務所での勤務経験を経て、父親から桑原建設を継承。創業以来50年以上に渡って約700棟の家づくりに携わった経験を生かし、打ち合わせから設計、施工監理までワンストップで対応。(一社)静岡木の家ネットワークの代表理事も務める。