マルベリーガーデンで育てたハーブ等を料理に使い、キッチンから出た生ごみを堆肥として土に返す。パーマカルチャーの考え方の中でとても大事なエネルギー循環が、マルベリーハウスの中で実現しそうです。とはいえ、昔から農家が続けてきた堆肥づくりと規模は違っても基本は同じで、特別なことではありません。そう、「自然と調和した持続可能なライフスタイル」を目指すパーマカルチャーの実践は、けっこう普通のことの積み重ねなんです。
コンポスターは、ダンボール箱で手軽につくることもできます。材料は、ダンボール箱のほか、古新聞、腐葉土、米ぬか等です。ダンボールコンポスターなら発酵・分解の状況によっては、魚の骨をきれいに分解できることもあります。コンパクトなサイズなので、マンションのベランダにも置けます。
落ち葉、草花、野菜くずなどからつくった堆肥は、土に還ってから時間をかけてじっくりと土壌を改良していってくれます。注意しなければならないのは、コンポスターの中でせっせと働いてくれる微生物は油や塩分が苦手ということ。植物系の生ごみの水分をよく切ってから入れるようにし、微生物を大切に育てていきたいですね。
イエタテ 新築施工例