桑原建設の新事務所「Mulberry House(マルベリーハウス)」の進行状況をお知らせします。
この「Mulberry House(マルベリーハウス)」のコンセプトは、「シンプルでコンパクト、それでいて小さく感じない等身大の住宅空間づくり」。
さらに、「光熱費をかけないゼロエネ住宅」を具体化したモデルハウスです。
現在、「庭育」のフォレストガーデンの着工が始まりました。
3月から4月中旬の長雨の影響でなかなか外構工事に入れず遅れが出ておりましたが、安全第一で丁寧な施工をしていくことが大切なので、ここは焦らずじっくりと!
さて、三方原台地の赤土は、雨が降った後は粘土質に変わり、スコップにくっ付いた土がなかなか取れず、職人さんの地下足袋も厚底ブーツのように土が張り付きます。
先日、フェンス用の柱を設置するため基礎コンクリートを流していたのですが、一つの穴を掘るにもかなりの重労働で、岐阜から来てくださっている職人さんがあまりに厄介な土の固さと粘土質の手強さに舌をまいておりました。
この方、フォレストガーデンをはじめ、パーマカルチャー(自然農)のスペシャリストで、今回わざわざ浜松までお越しいただいているのですが、三方原の赤土との初コンタクトはかなり苦戦されたご様子。(庄司さんすみません!!)
ただ、この土「日干しレンガ」を造るにはもってこい♪な土らしいです。
いつか、この三方原台地の赤土を使ってレンガを造るワークショップなんてやれたら楽しそうですね~!
Mulberry Houseは、パッシブデザインによる自立循環型住宅のモデルハウスとして、太陽や風が作り出す自然エネルギーを存分に取り入れ、そこにいると心が安らぐ、そんな家造りを目指しています。
このMulberry Houseはモデルハウス自体にも力をいれていますが、庭にもこだわりを持っております。モデルハウスと同時進行で、フォレストガーデンも始動開始です!
四季折々を楽しめる豊かな自然の恵みを感じさせてくれるような、「暮らしの庭」。
暮らしに必要な食べ物や、薬草、お茶、ツルなどのクラフトや染料、薪などさまざまな恵みを持続可能な方法で作っていきます。
土地を豊かにする植物や微生物との共生で、自然本来の力を借り、農薬や化学肥料に頼らない暮らしをしていきます。
今までお伝えしている通り庭には桑の木はもちろんのこと、たくさんの木々、果実、さまざまなハーブを植えることで、季節ごとに収穫できるように計画しています。
また、生ごみや落ち葉、刈った草木を利用したコンポストの設置や雨水を利用した庭への水やりなど、エコで地球にやさしい暮らしを実践していきたいと考えています。
ガーデンのさまざまな生き物の息吹を感じながら、その豊かな恵みを自給できるくらしを実践していくことが、私たち自身も今からとても楽しみです。
Mulberry Houseにお越しいただいたお客様に「暮らしの庭」をご体感いただけるよう、ぜひご一緒に豊かな恵みを収穫していただきたいと思います♪
さらには、このMulberry Houseの近くには、佐鳴湖があります。
花見や紅葉の時期になったら、Mulberry Houseの実り豊かな庭で休憩を兼ねてゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
今後もMulberry Houseの建築状況をお伝えしていきますね!
お楽しみに♪