今回も「forward to 1985 energy life」という運動の要点をご紹介していきます。
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知恵を集めて1985年に進もう
「forword to」に込めた思いは、戻るのではなく、進むこと。
過去にもいいところはあるし、現在にもいいところはあります。
そのいいとこどりをしていくのが賢い人間の在り方だとforward to 1985 energy lifeという運動では考えています。
高度成長期においては、便利で安いエネルギーを使って「快適」や「便利」をつくりだしできました。
そこで得られたものでこれからも享受すべきものもあるでしょう。
しかし、一方で強引に快適や便利をつくりだしてきたものもあり、過剰な快適や便利を求めすぎた面もあるように思います。
その例として、暖房や冷房です。
確かに現在の気候では、こういったエアコンがとても大切でもありますし、使わなくてはならない環境にもあるように感じます。
もちろん真夏の日差しが強い日中時には、窓を閉めてエアコンを使用するほうが、快適ですし、真冬の寒い日には暖房をつけた方が良いでしょう。
しかし、太陽や風の力をうまく利用するような知恵を集め、それが普及していればエネルギーを余分に使わずにもっと心地よい住まいにできるはずではないでしょうか。
パッシブデザインと気密・断熱性がしっかりとした家であれば、エアコンなどの設備に頼りすぎなくて済むのです。
いままで使ってきた膨大なエネルギーを省エネで抑えようという考えはあながち間違えではないとは思いますが、それよりももっと大きな、自然エネルギーがあることを忘れているのではないでしょうか。
そんな太陽や風の力を利用する
「パッシブデザイン」には、心地よさと省エネルギーが両立するような素晴らしい特徴があります!もちろん土地柄、敷地形状などによって全てそれで解決するわけではありませんが、可能ならばパッシブデザインの家にすることで、そこに住まう人だけでなく、すべての人に豊かな暮らしを提供していけると思っております。