Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2014.07.17

桑原建設が賛同する取り組み“forward to 1985 energy life”について⑤

今回も「forward to 1985 energy life」という運動の要点をご紹介していきます。
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家庭のエネルギー消費量と電力消費量を1/2にすることにリアリティはあるか?
forward to 1985 energy lifeという運動では、具体的な目標として、「すべての家庭におけるエネルギー消費量と電力消費量をいまの平均の1/2にする」ということを掲げています。現段階ではこれを目指して進んでいるといった方がわかりやすいかもしれません。
では本当に、平均の1/2にすることが可能なのか?そんな疑問が湧くと思います。
実際に、発案者でもある野池氏は実践してみたところ、エネルギー消費量も電力消費量も家庭実績で言えば、半分にすることに成功しました。
これを実現できたのも、設備に頼ることなく、太陽や風などの自然エネルギーをうまく活用しそれを調節できる建物にすることで、室内環境を向上させようとする設計法を指したからです。こういった自然エネルギーを使うことで、省エネに結びつくことになりました。
この工法こそがパッシブデザインなんです。
日本にはもともと、伝統的なパッシブデザインの発想があり、それを用いることで省エネや省電力消費につながるのだと考えます。
そして、大事なことは合わせて断熱性、気密性を高めた「温熱環境性能」をしっかりと実現させた家づくりをすることです
ご家庭で、省エネのために何かを犠牲にして取り組むのではなく、日々の生活が苦にならないような住宅設計が必要なのではないでしょうか?
forward to 1985 energy lifeという運動は今後もご紹介していきたいと思います。
お楽しみに♪