Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2014.12.04

桑原建設からお伝えする!「長期優良住宅リフォームとは?」

長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅、つまり構造躯体等の劣化対策、耐震性、可変性、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策、省エネルギー対策、一定以上の住宅規模、及び良好な景観の形成が施されている住宅を、長期優良住宅と定めていることはご存じだと思います。
それでは、平成26年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の内容が国土交通省より公表されたことはご存知でしょうか?
性能向上のためのリフォーム及び適切なメンテナンスによる住宅ストックの長寿命化を図る優良な取り組みに対し、国が事業の実施に要する費用の一部について支援することにより、既存住宅ストックの質を向上させることが目的で定められました。
これは、長期優良住宅と同じように、国から補助金が交付されます。
今回は、その長期優良住宅リフォームの基準概要をご説明いたします。
長期優良住宅リフォームの補助金を受けるには、ある一定の基準が定められております。
その基準を全てクリアしておく必要があります。
1.リフォーム後の住宅性能のうち、劣化対策、耐震性のA基準を満たすものであること。
2.一定の規模(戸建住宅は55㎡以上、少なくとも1の階の床面積が40㎡以上(階段部分を除く))を満たす既存の住宅であること。
3.リフォーム工事着手前に建築士によるインスペクションを実施すること。また、インスペクションにおいて判明した劣化事象については、リフォーム時に補修を行うか、維持保全計画に劣化事象の点検・補修等の対応方法とその実施時期を明記すること。
※インスペクションは、当該住宅について設計・工事監理ができる建築士免許を有する建築士が行うものとします。
4.平成26年12月末までに工事着手するものであること
5.平成27年1月末までに工事完了し、かつ補助事業完了実績報告書の提出ができるものであること。
上記条件が定められており、全ての要件を満足しておく必要がありますが、今後の住宅事情を考えると、建築的にもしっかりとした性能向上も考えたリフォームも考えていかなくてはなりません。
次回に続きます。