Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2016.06.21
家庭で使う電気を燃料電池で創り出す時代も、そう遠くないかもしれません。
こんにちは。「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設・代表取締役の桑原人彦です。
4月に迎えた電力小売りの全面自由化をきっかけに、家庭で消費する電気に関心を持たれた方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、電線で送られてくる電気を買うのではなく、ご自宅で生み出す「燃料電池」の話題です。
家庭用燃料電池は、「エネファーム」と呼ばれています。エネファームは、水素と空気中の酸素との化学反応で電気を生み出します。発電に必要な水素は、都市ガスやLPガスなどから取り出します。
発電の際に発生する熱を利用し、お湯をわかすため、エネルギーを非常に効率よく使えます。
エネファームは省エネ効果が高く、CO2削減への貢献も期待できます。そのため、国はエネファームの導入を補助金で支援しています。国が掲げる目標では、2020年に140万台、2030年に530万台のエネファームを普及させることになっています。
以前は、エネファームの設置には一戸あたり300万円ほどかかっていましたが、最近では価格が下がってきています。国は、PEFC(固体高分子形燃料電池)型と呼ばれる燃料電池の価格を2019年までに80万円にするという目標を「水素・燃料電池戦略ロードマップ改訂版」に盛り込みました。
エネファームを導入すると、ガス代は高くなりますが、電気代を大幅に削減できます。1台当たり80万円という時代になれば、エネファームは省エネ・節約の有力な選択肢になりそうですね。
イエタテ 新築施工例
http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html