断熱性能が高い家に一番重要なものはいったいなんだと思いますか?
桑原建設では「気密性」が一番重要であると考えています。
そもそも住宅における気密とはどんなことを差すのでしょうか?
住宅でいう気密とは、『室内と屋外の間で“空気の出入り”がないように隙間なく密閉することや、その状態のこと』を指します。
「気密が低い」=「隙間がある」状態です。家の中に外部の冷気が進入し室温が低下したり、空気の流れとともに熱や水蒸気が出入りし壁内結露の原因にもなります。
反対に気密が高いと不快な熱や冷気が侵入せず快適な室内温度が保たれ、気密シートなどの防湿対策により、室内に生じた湿気を壁内に侵入することを防ぎ、壁内結露を防ぎます。
「日本の家には隙間風があったから、シックハウスにならなかった」という話や「気密住宅なんて息がつまりそうだ」という話を耳にしますが、それは大きな誤解です。
家での気密化の目的は「エネルギー効率の向上」です。
気密が高い家でないと計画換気(建築基準法で2時間に1回家の中の空気を入れ替えることが決められています。)の給気と排気の交換が上手くできず、室内に生じた湿気が壁内に流入して結露がおきやすくなってしまいます。
また、エアコン等で快適な室内温度にしようとしても、隙間から外部の冷気や熱が侵入すれば設定した温度になるのに時間もかかりますし、ようやく快適になった室内温度もエアコン等の設備を停めれば、またすぐに外気の影響を受け、室内の温度は不快な温度へと変わってしまいます。
断熱性能の高い家にするために気密性を高める施工は、基本的に一般住宅の建築費にプラス30万円程でできます。
(断熱材を充填した上に気密防湿シートを貼ることで、室内の湿気が壁内に侵入することを防ぎ結露を防止したり、外気の流入を防ぐ工事を行います。コンセント回りなどの壁内を開口した部分にも気密テープを貼ることが大切です。他、樹脂サッシ等の気密の高い窓に変更するためにかかる費用も含まれます。)
気密性を高めることによって、普通の家に比べて光熱費を年間約5万円浮かすことができるというデータがあります。(※住まい方によってかわります。)
目先の金額でなく、長期的に住んでからの生活を考えたら断熱性能と気密の高い家を建てたほうが絶対的にお得!皆さんもぜひご検討くださいね。