Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2018.11.22
住宅の資産価値を高めるために何ができるでしょうか。
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設も参加する「静岡ストックハウス流通促進協議会」の目的の1つは、中古住宅の価値を見直し、高めることです。
今回は、住宅の価値を高めるために大切なポイントをご紹介します。
■確かな技術で家を建てる
新築からわずか20年、30年で建て替えるような“使い捨て住宅”では、家が完成した瞬間から見る見るうちに価値が下がり始めます。
そのような「スクラップ・アンド・ビルド」を続けてもよいのでしょうか?
マルベリーハウスは、確かな技術で長く住み続けられる家を建てることが住宅価値の向上につながると考えます。
だから、マルベリーハウスではすべての家で長期優良住宅の基準を超える性能を実現し、長期優良住宅認定の手続きも行っています。
■「性能リフォーム」で価値を高める
既存住宅の価値を高めるには、どうすればよいでしょうか。
例えば、少しのエネルギーで暖かさ・涼しさをキープできる温熱環境性や、耐震性を高めれば、中古住宅の価値は上がります。
ところが、住宅の性能を上げるリフォームは簡単ではありません。新築以上に施工者の技術が求められる工事です。新築の高性能住宅で十分な実績があり、様々な知恵の“引き出し”を持つ工務店に依頼するのがよいでしょう。
■インスペクションは費用の概算にも役立ちます
リフォーム費を概算する助けとして、静岡ストックハウス流通促進協議会は住宅の専門家によるインスペクション(住宅診断)を推奨しています。インスペクションによって修理すべき箇所と使える箇所が明らかになるからです。
《プロフィール》
代表取締役 一級建築士
桑原 人彦
江戸時代から続く大工の家系に生まれ、設計事務所での勤務経験を経て、父親から桑原建設を継承。創業以来50年以上に渡って約700棟の家づくりに携わった経験を生かし、打ち合わせから設計、施工監理までワンストップで対応。(一社)静岡木の家ネットワークの代表理事も務める。