Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2015.12.10

ピザ、パン、クッキーに鶏の丸焼きも!? 火をじょうずに使えるアースオーブン 浜松市の桑原建設

桑原建設のモデルハウス「Mulberry House(マルベリーハウス)」に完成したアースオーブン。素材となる日干しレンガから、みんなで手づくりした楽しいプロジェクトでした。これからは、まあるいドーム型のアースオーブンで美味しいものをつくって、みんなで楽しみたいですね。
アースオーブンは、とてもシンプルで長い歴史を持つ調理の道具です。土があればつくれるので、アメリカ大陸や中東、北アフリカ、太平洋地域などの文明で使われてきました。その形状はさまざまですが、マルベリーハウスのまんまるアースオーブンになんとなく似ているものも多かったようです。

アースオーブンでは、オーブンの壁に蓄えた熱で調理します。どういうことかというと、まず、オーブン内の手前側で薪を使って火を起こします。さらに薪をくべながら火を大きくし、少しずつオーブンの奥の方へ火を移動させます。1時間~2時間ほどかけて、オーブン内が250℃~300℃になるまで壁を熱します。
さあ、調理スタート! というときには、灰をオーブンの最も奥まで押し込んで、おき火にします。おき火というのは、薪が燃え終わり、炭火のようになった状態のことです。
ピザなら、天板に乗せてオーブンに入れ、1分~2分でできあがり! ピザを焼いた後に少し温度が下がったら、今度はクッキーなどを続けて焼けば、熱を効率よく使えます。ほかにも、パンやパイ、肉を使った料理も楽しめるんですよ。
レンガから手づくりしたアースオーブンでつくった料理の美味しさは格別。薪に蓄えられた自然のエネルギーを上手に使って、豊かな時間を一緒に過ごしたいですね。
イエタテ 新築施工例

http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html