Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2017.08.29

すべての新築住宅を【耐震等級3】にすべき

■熊本地震の後も住み続けられた【耐震等級3】

【耐震等級1】の評価を受けている住宅は、建築基準法で求められる最低限の耐震性が確認されています。

つまり、【耐震等級1】(2000年基準相当)レベルの耐震性能を備えることは、建物の倒壊・崩壊の防止に有効です。

しかし、熊本地震では、【2000年基準】で建てられた住宅にも被害があり、そのまま住み続けられない例がありました。

 

一方で、日本建築学会九州支部の調査で明らかになったように、2度の震度7に襲われた熊本地震では、【耐震等級3】の家は被害がないか、あったとしても一部破損・半壊でした。

そのため、【耐震等級3】の家は、熊本地震の後もそのまま、あるいは大掛かりではない修理を経て、住み続けられたと考えられます。

 

 

■どの新築住宅も【耐震等級3】にすべき

このような結果から、「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設は、従来から進めてきた「全棟 耐震等級3」の方針を堅持していきます。

 

さらに言えば、家族の命と財産を守る住宅が、【2000年基準】で充分とは言えなくなったと考えます。

これからは、すべての工務店が全棟を【耐震等級3】とすべきではないでしょうか。

 

■「構造計算を行っています」という説明について

家づくりを検討されている方は、「構造計算を行っています」という説明を受けたことがあると思います。その“構造計算”は、どのようなものか、確認されましたか?

 

「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設では、すべての家を設計する際、【許容応力度計算】という構造計算を行っています。

 

■精密さが違う【許容応力度計算】

【許容応力度計算】は、建物等の重さを正確に計算した上で、その重さが柱や梁(はり)、床、壁といった大事な部分に力が加わったとき、どれくらいの応力(抵抗力)があるのかを明らかにします。とても詳細な計算方法です。

【許容応力度計算】の結果、壁の強度不足や、柱の接合部の強度不足、床梁の断面寸法不足、基礎の不備など、建物の耐震性にとっての問題点が数字ではっきりと分かります。

これらをクリアする事により、計算という根拠のある“本物の耐震等級3”の建物がつくられるのです。もちろん机上の空論にならないように、しっかりと施工することが大事です。そのためのしっかりとした工事監理が必要なのは、言うまでももありません。

 

 

■「壁量計算」と【許容応力度計算】はまったくの別物

建物等の重さを計算せず、床面積等から必要な壁の量を簡易に計算する方法を「壁量計算」と呼びます。【許容応力度計算】と比べると、計算の精密さがまったく違い、勘に頼る部分もあります。

中には、壁量計算しか行っていないにもかかわらず、「構造計算を行っています」と説明するケースもあるようです。これは私たちのモデルハウスに来て頂いた方からお聞きした話です。

 

また、こんなケースもあったようです、お客様の方から許容応力度計算を行っていますかと質問したところ、ご希望があれば許容応力度計算はやりますとの回答だったそうです。ご希望があってやるのなら最初からやればいいのでないかと、「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設 代表取締役・桑原人彦は考えますが、そうではない会社も多々あるようです。私たちはお客様のご希望があろうが無かろうが、全棟許容応力度計算を行います。それがお客様のためであるからです。

 

■強さを客観的に示します

「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設は、許容応力度計算という根拠によって、家の強さが客観的に証明された家をご提案しています。

 

「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設では、そのような問題点をすべて克服し、耐震性が客観的に示された、本当に地震に強い家をご提案しています。

 

桑原建設のモデルハウス:「Mulberry House(マルベリーハウス)」

日時:予約していただければいつでも対応致します

住所:浜松市中区富塚町2808-1

 

イエタテ 新築施工例  

http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html