Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2016.01.19

「敷居が高い」をどのような意味で使っていますか?~浜松市の新築注文住宅・リフォームの桑原建設~

「高級すぎて、敷居が高い」という言い方は、誤り?
木や家に関係する言葉や言い回しを紹介するシリーズ。今回は、「敷居が高い」を取り上げます。

敷居とは、門の内側と外側を区切るため、横に敷いた木のことです。また、部屋の境の障子やふすまの下にあり、溝がついた横木のことも敷居と呼びます。
「敷居が高い」は本来、「不義理や面目ないことがあったため、その人の家に行きにくい」という意味で使われます。家の敷居が高くなったと思えるくらいに、その人の家を訪ねにくくなってしまった…という気持ちからきた表現でしょう。
しかし、特に若い世代では「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」という意味で「敷居が高い」を使うことが多くなっているようです。例えば、1度も訪れたことがない店について「あの店は敷居が高い」と言う場合がそうですね。
文化庁は、平成 20 年度「国語に関する世論調査」で、一般の方たちに「敷居が高い」の意味を尋ねています。その結果、本来の意味である「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」と答えた人は約42%でした。一方、もともとの意味とは違う「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」と答えた人は、約46%に上りました。
年齢別に見ると、16 歳から 39 歳では 70%以上の人が「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」を選びました。
「敷居が高い」という表現、あなたはどちらの意味で使っていますか?
文化庁 平成20年度「国語に関する世論調査」の結果について
イエタテ 新築施工例