Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2018.02.27
80年の歴史を感じながら、新しい生活を楽しめる家。
今回は、「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設の施工事例として、「築80年古民家リノベーション」をご紹介します。
■きっかけは、二世帯同居
昭和10年(1935年)上棟との記録が残る木造住宅。
この家にお住まいのご家族が、子世帯との同居を始めることになったのが、今回のリノベーションのきっかけでした。
親世帯・子世帯、それぞれのライフスタイルに合った間取りに変更したいというご家族のご希望を受け、設計事務所からMulberry Houseにお話がありました。
■予算を考えメリハリをつけたリノベーション
お客様のご予算に合わせ、リノベーションを行う部屋を限定。
工事をする部屋は、古民家の雰囲気を残しつつ快適な環境を追求しました。
■80年前の知恵に納得。古民家が地震に強い秘密とは?
対角線を結ぶように斜めに渡された梁(はり)。
このお家に長年住んでこられたご主人は、「昔、静岡に大地震が来たときでも倒れなかった家だから、耐震対策を取らなくても大丈夫」とお話しになりました。
たしかに、この家は昭和19年(1944年)の東南海地震(マグニチュード7.9)を経験していますが、大きな損傷は受けなかったようです。
現代の家のような基礎を持たない家が、なぜ大地震に耐えられたのだろう?…
そう思いながら家の構造を調査してみると、丸太の梁(はり)が斜めに通っていることに気づきました。
80年前にこの家を建てるとき、地震のことを考慮した結果、このような構造になったのではないでしょうか。
地震のシミュレーションもなかった時代。当時の大工さんたちの実力の一端を垣間見る思いがしました。
☆1944年東南海地震・ 1945年三河地震 – 内閣府防災担当
「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設の施工事例、「築80年古民家リノベーション」のご紹介は、次の機会に続きます。
☆桑原建設のモデルハウス:「Mulberry House(マルベリーハウス)」
日時:予約していただければいつでも対応致します
住所:浜松市中区富塚町2808-1
イエタテ 新築施工例
http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html