Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
---|
2018.07.10
自然食品、オーガニックコットンなどがお好きなら、住宅の自然素材にもきっと興味を持っていただけると思います。
■オーガニック食品が好きなら
有機栽培された農産物や畜産物を原料とした自然食品、ナチュラルな日用品に関心のある方は多いと思います。
そのような方たちなら、住宅に使う自然素材についてもきっと、興味がわくはずです。
■住宅に使う自然素材って、なに?
例えば、塗り壁に使う「珪藻土」。
必要な大きさ・カタチを丸太から切り出した「無垢材」のヒノキやスギ。
プラスチックを使った建築材料とは違い、自然のあたたかみや強さが生きている素材です。
■自然素材を使った家の魅力とは?
難しいことは抜きにして、家に入ったときの空気感。
これが、最もわかりやすい自然素材の家の魅力です。
いろいろなモデルハウスを見学してきた方なら、「このお家、心地いい」と感じた経験があるのではないでしょうか。
その家の壁や床には、自然素材が使われていたかもしれません。
また、自然由来の素材を使ったやわらかいディティールに感性が反応する方も多いと思います。
逆に「この家はカッコいいけど、なんか好きになれない」という感覚を覚えた家で、よく見るとプラスチック系の建材が使われていることがわかり、「もったいないな…」と感じたお話も聞きます。
■自然素材は「動く」というけど…
季節によって伸び縮みしたりするのが、自然素材の特徴。
無垢のフローリングに隙間ができたり、梁(はり)に小さな割れが入ったり、珪藻土の壁に小さなひび割れが生じることがあります。
もちろん、住宅の性能や暮らしやすさへの影響はまったくないのですが、見た目が心配という声をよくいただきます。
そのようなときはぜひ、モデルハウス「Mulberry House(マルベリーハウス)」の梁やフローリングを実際にご覧になることをオススメします。
■自然素材は高い?
森で育った木を切り出したり、海底や固定に堆積した珪藻土を壁材に使ったりするため、自然素材は石油由来の建築材料に比べて価格が高くなります。
その点はやはり、質とコストのバランスの問題です。
これから長い人生を過ごす住宅の空気感、年月を減るにつれて美しく変化する内装の質感などをどれくらい重視するかでしょう。
また、製材した後に節(ふし)が残っている天竜スギなど、お手頃なコストで提供できる自然素材もあります。
お気軽にご相談いただければ、うれしく思います。