Column | 豊かさを彩るフォレストガーデン |
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2017.04.25
日本人が昔から食べていて、腸の免疫力を上げる働きを持つ食品があります。
伝統食である漬物です。
漬物は、日本の食卓には欠かせないものであったはずですが、最近では食卓に並ばないご家庭も多いと思います。
代々伝わるぬか床を手入れし、いろいろな野菜を漬け込んでいる家となると、とても少なくなっているのではないでしょうか。
そんな漬物が、腸の免疫力を上げてくれる食べ物として、再評価されています。
注目されているのは、「植物性乳酸菌」です。
植物性乳酸菌は、漬物をはじめ、味噌やしょうゆなど、植物性の素材からつくられる発酵食品に含まれています。
ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌と比べると、胃液や腸液の中で生き残って大腸まで届く力が強いという特徴があります。
大腸まで届いた植物性乳酸菌は、悪玉菌を抑制し、善玉菌の割合を高めることで、腸内をクリーンにしてくれます。また、整腸作用を発揮して排便を順調にします。
さらに、腸管の免疫力を高める働きも期待できます。
実際に、慢性便秘の患者さんが植物性乳酸菌を摂取することにより、下剤の使用量が減ることや、腸内の乳酸菌が増え、腸内フローラの状態が改善する可能性があることがわかっています。
(参考:「漬物を食べないと腸が病気になります」松生恒夫 廣済堂出版)
伝統食品に活かされている植物性乳酸菌のチカラ。見直したいですね。
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