Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2014.03.13

浜松の工務店 桑原建設がお伝えする!静岡県こそ温熱環境を高めていくことが重要!

「温熱環境が大事なのは、気温0℃を下回るような寒冷地。静岡県は暖かいから大丈夫!」とお思いの方も多いと思います。しかし良く考えてみてください。

浜松の冬は暖かいと思いますか?実際のところ、室内に暖房が効いているから「暖かい」と感じるのではありませんか?
そもそも人は、どのように温度を感じているか―。もちろん人は体感温度によって温冷を感じることができます。

私たちの体感温度は、常に建物の外皮(屋根、壁、床、窓など外気に接する面の総称)の断熱性能と気流の影響を受けています。

ある研究では、私たちが感じとる体感温度は以下のように計算されています。
体感温度≒(外皮の表面温度+室温)÷2
つまり、外気温が0℃で室内が20℃でも、昔の家のような断熱性能の乏しい外皮の場合、外皮の表面温度は平均10.8℃。よって体感温度は、その両者の中間温度である15.4℃ということになります。
このことから、人はエアコンに表示されている室内温度通りの暖かさを感じているわけではないということが分かります。
また、温暖地域の家の中は、寒冷地の家の中よりも寒いことが多いのも事実。寒冷地の方が、「寒い」という意識や室内温熱環境に対する意識が高いため、冬でも室内が暖かい環境になっているのに対し、静岡県は「温暖」という意識から、室内の温熱環境に対する意識や技術が高まることがなかったのです。

よってこれからは、静岡県のような温暖な地域でも、温熱環境を高めることが必要となってきます!
桑原建設では、今後も随時断熱性能の大切さをご説明させていただきますね!