Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2018.08.09

樹脂サッシは劣化しにくい

樹脂サッシは劣化が早いのでは?

 

と心配される声を聞くことがあります。

今回は、安心して樹脂サッシ(樹脂窓)を使っていただけるよう

樹脂サッシの特徴をお伝えします。

 

強く、劣化不安がない塩ビ

樹脂サッシに使われている「樹脂」は、PVC(ポリ塩化ビニル、塩ビ)です。

これは、地中に埋められる水道管と同じ素材です。

PVCもプラスチックの一種ですが、強度があり腐食しにくい特長を持っています。

洗濯バサミやポリバケツのように、時間とともに劣化してしまうのは、PP(ポリプロピレン)でできている製品です。

PVCはPPとは耐久性が違います。

 

紫外線対策も施されています

紫外線による色落ちや劣化についても、表面にアクリルコートを施すなどの対策を各メーカーが取っています。

 

優れた断熱・遮熱・気密性能

夏の猛烈な暑さは、主に窓から室内に入ってきます。

そこで、窓の遮熱性・断熱性を高めることで、室内の温度上昇を抑えられます。

熱を伝えにくい樹脂でできている樹脂サッシは、屋外からの熱の侵入を防ぐために最適のサッシです。

 

夏涼しく、冬暖かく、省エネ

窓の断熱性能を高めると夏だけでなく、冬も快適です。

少ない冷房・暖房エネルギーで室温を心地よく保てます。

 

高性能ガラスと組み合わせれば

樹脂サッシは、高性能なLow-E複層ガラスと組み合わせることで、高い断熱性を発揮します。

複層ガラスは2枚のガラスで空気をはさみこんだ構造で、1枚だけのガラスと比べて約4倍の断熱効果があります。

 

掃除などでもメリット

樹脂サッシは防音性が高く、屋外の騒音によるストレスや生活音のトラブルなどを低減します。

また、ガラスと窓枠の段差が小さく、ラクに掃除ができるメリットもあります。

 

ドイツ・アメリカは普及60%超 日本は17%

日本の普及率は17%

寒さの厳しいドイツで生まれた樹脂サッシは、快適な住環境を実現させる製品として北欧や北米に普及しました。

日本では北海道・東北地方から普及が始まりましたが、全国の普及率は17%にとどまっています。

 

世界の樹脂サッシ普及率

日本(2017年)17%

ドイツ(2016年)64%

アメリカ(2013年)65%

中国(2000年)30%
 

【YKK AP 樹脂窓の歴史】より

http://www.ykkap.co.jp/info/pvc-windows/history/

 

【イエタテ 新築施工例】

http://www.sumailab.net/kuwabara/works.html