Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2014.10.23

「自然の力を最大限に利用した家の建て方!②」浜松の工務店 桑原建設

前回同様、自然の力を利用した家の建て方をご説明させて頂きます。
今回は、自然の力を効果的に取り入れる方法を、例を挙げてお伝えしていきますね!
【日照・日射熱の検討】
・太陽高度の高い夏は、「庇(ひさし)」で日射を遮り、室内に入りにくくします。
反対に、太陽高度の低い冬は、部屋の奥まで日射が届くようにしておきます。
このとき、まだ暑さが残る9月はじめや、寒さが厳しい2月末など、季節の変わり目の日射にも考慮しておきましょう。
【下から上へ抜ける通風】
・夏の風の乏しいときでも、外気の温度が、下がって室内との温度差が生じると、高い位置にある窓から暖まった空気が排出されます。
同時に低い位置の窓から外気が入ってくるので、室内空間を冷やす効果があります。
【夏季の日射遮蔽】
・東、西窓からの日射は、夏季でも角度が小さいため、遮蔽には庇では不十分。ブラインドカーテンや、すだれなどが効果的。
【北側の常緑樹】
・夏は木陰を作って地面を冷やし、冬は北風を遮る効果があります。
【蓄熱性の高い素材】
・太陽の熱を蓄えるために、床、壁、天井にタイルやコンクリート、土などに蓄熱性の高い素材を使います。そうすることで、昼間に熱を吸収し、夜間に熱を放出して室温の低下を防ぐことができます。
このように、家づくりにおいて、さまざまな方法を用いることで、快適な住まいを手に入れることも可能になるのです。
ぜひ参考にしてみてください。