2026.9.30
木の家が選ばれ続ける理由とは? 無垢材・地域材が育む、家族とともに歳を重ねる住まい
マルベリーハウスの代表、桑原です。
私が地域工務店として木の家を建てていることもありますが、「木の家を建てたい」というご要望は、SNS等でもよく目にします。
マルベリーハウスも木の家をつくる会社ですが、しかし、なぜ木の家がこれほど支持されているのでしょうか。
「なんとなく温かそうだから」「見た目がおしゃれだから」といったイメージだけではありません。
本当に良い木の家には、住み心地や耐久性はもちろん、環境への配慮や地域とのつながり、家族の思い出など、長く暮らして初めて実感できる多くの価値があります。
マルベリーハウスが創業以来一貫して木の家づくりにこだわってきた理由も、そこにあります。
今回は、私たちが木の家をおすすめする理由を詳しくご紹介します。
木の家は「完成」がゴールではない
「住宅は建てた瞬間が一番美しい」そんなイメージを持つ方も少なくありません。
しかし本当に良い家とは、完成した瞬間がピークではなく、“住み続けるほど価値が増していく家”ではないでしょうか。
無垢材を使った木の家には、その魅力があります。
例えば玄関の床。家族全員が毎日歩き続けることで少しずつ色合いが変わり、艶が増していきます。
ドアノブや手すりも同じです。子どもが小さい頃に毎日触っていた跡も、年月とともに家族の歴史として刻まれていきます。新品の美しさとは違う、「暮らしの味わい」が生まれるのです。
革製品やデニムが使い込むほど魅力を増すように、木の家もまた経年変化を楽しめる素材です。
傷や色の変化さえも、家族が暮らしてきた証として、かけがえのない思い出になっていきます。
木の香りは、家族の記憶になる
木の家の魅力は見た目だけではありません。
木には独特の香りがあり、新築時の清々しい香りはもちろん、年月を重ねてもやさしく香り続けることから、人の記憶とも深く結び付くと言われています。
子どもが大人になり、実家を離れ、久しぶりに帰省したとき。
玄関を開けた瞬間に木の香りを感じるだけで、幼い頃の思い出が自然とよみがえることがあります。
家族で食卓を囲んだ時間。
リビングで遊んだ時間。
階段を駆け上がった記憶。
木の家は、そんな暮らしの記憶まで包み込んでくれます。
家は単なる建物ではありません。
人生の舞台であり、家族の歴史を刻む場所なのです。
無垢材だからこそ得られる心地よさ
木には、人が快適に暮らすための優れた性質があります。
例えば、
・夏でもべたつきにくい
・冬でもひんやりしにくい
・適度に湿気を吸収・放出する
・肌触りがやさしい
・足腰への負担を和らげる
など、自然素材ならではの特徴があります。
特に無垢材は、一枚の木から切り出した天然木を使用するため、合板にはない豊かな質感や風合いを感じられます。
裸足で歩いた瞬間のやわらかさ。木目の表情。ぬくもり。
これらは毎日の生活の中で自然と感じられるものです。
だからこそ私たちは、「住んでから満足できる家」を目指し、無垢材を積極的に採用しています。
地元・天竜材を使う意味
マルベリーハウスでは、地元浜松に近い天竜材を積極的に使用しています。
これは単に「地元だから」という理由ではありません。
地域の気候風土の中で育った木は、その土地の環境にもなじみやすく、住まいづくりにも適した材料だと考えられています。
さらに、地元材を使うことで輸送距離が短くなり、運搬時のCO₂排出も抑えられます。
環境負荷を減らしながら、高品質な木材を使えることも大きなメリットです。
また、地域材を選ぶことは、地元の森林を守ることにもつながります。
適切な伐採と植林を繰り返すことで森林は健全に育ち、土砂災害の防止や水源の保全にも貢献します。
家づくりを通じて地域の自然環境を未来へ残していくことも、私たちが大切にしている考え方です。
一軒の家には、多くの人の想いが込められている
家づくりは、工務店だけで完成するものではありません。
一本の木が住宅になるまでには、多くの人が関わっています。
山で木を育てる人、伐採する人、製材する人、乾燥させる人、運搬する人など、多くの人の手を経て一本の木は住宅の材料になります。
そして現場では、
大工、左官職人、電気工事士、設備工事業者、建具職人、塗装職人など、数え切れないほど多くの専門職が携わります。
一軒の家は、多くの人の技術と想いによって完成するのです。
だから私たちは、現場で働く職人の姿もぜひ見ていただきたいと考えています。
職人たちが一つひとつ丁寧に仕上げていく様子を見ることで、家づくりへの安心感も深まります。
木の家づくりは、技術を未来へつなぐ仕事
住宅建築の現場は、技術を受け継ぐ場でもあります。
ベテラン職人が若手職人へ技術を伝えながら、一棟一棟を丁寧につくり上げています。
つまり、お客様の家づくりは、新しい職人を育て、日本のものづくり文化を未来へつないでいくことにも貢献しています。それも、地域工務店として家づくりに携わる私たちの大切な役割の一つだと考えています。
地域経済にも貢献する木の家
地域材を使うことは、地域経済の活性化にもつながります。
前述の通り、住宅を一棟建てる過程で多くの仕事が生まれます。
家を建てることは、ご家族の暮らしを豊かにするだけでなく、地域全体の産業や雇用を支え、未来へつないでいくことにもつながります。
これは大量生産・大量流通の住宅では実現しにくい、地域工務店ならではの価値と言えるでしょう。
木の家は、家族とともに成長する住まい
私たちは、家を単なる「商品」とは考えていません。
家族が何十年も暮らし、子どもが成長し、孫が遊びに来る。そんな人生の舞台です。
年月とともに木の色が変わり、小さな傷が増え、思い出も積み重なっていく。
それは決して古くなることではありません。家族と一緒に歳を重ね、価値を深めていくことです。
流行に左右されるデザインではなく、10年後、20年後、30年後も「やっぱりこの家が好き」と思える住まい。
それが私たちの考える木の家です。
木の家は、未来へ受け継がれる財産になる
木の家には、性能や快適性だけでは語りきれない魅力があります。
・無垢材ならではの経年美化
・木の香りが育む家族の記憶
・天竜材を活用した地域とのつながり
・多くの職人の技術が詰まった家づくり
・次世代へ受け継がれる住まい
家は何十年も暮らし続ける場所だからこそ、完成した瞬間だけでなく、その先の暮らしまで見据えて選ぶことが大切です。
マルベリーハウスでは、地域の自然と職人の技術を活かしながら、住むほどに愛着が深まり、家族の歴史とともに成長していく木の家をご提案しています。
これから家づくりを考える皆さまにも、ぜひ「木とともに暮らす豊かさ」を体感していただきたいと願っています。
建築後10年を経て、なおいっそう美しく育つマルベリーハウスの展示場で、その風情を味わってみてください。


