,わずか12.6% 中小工務店の供給戸数に占める認定長期優良住宅の割合が低すぎる - 浜松の新築注文住宅なら桑原建設

Column 豊かさを彩るフォレストガーデン

2019.03.26

わずか12.6% 中小工務店の供給戸数に占める認定長期優良住宅の割合が低すぎる

わずか12.6% 中小工務店の供給戸数に占める認定長期優良住宅の割合が低すぎる

工務店など中小の住宅会社が建てた住宅のうち、長期優良住宅の認定を受けたのはわずか12.6%(2016年)。
国土交通省が「長期優良住宅制度のあり方に関する検討会」(2019年2月に第4回を開催)で示した資料を見ると、ハウスメーカーなどの大手と中小工務店などの間には、長期優良住宅への取り組みに大きな違いがあることがわかります。

Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設は長期優良住宅の基準を超える住宅をつくり、全棟で認定を受けています。しかし、業界全体を見渡せば、まだまだ遅れている工務店があるということです。

 

長期優良住宅制度の現状(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/common/001273521.pdf

 

大手は建てた家の約61%が認定
前出の資料によると、年間供給戸数が500戸以上の大手住宅会社では、2016年に建てた住宅の61.1%で長期優良住宅の認定を受けました。一方、年間50戸未満の中小工務店などは12.6%にとどまりました。

また、建物の構造別に見ても違いがはっきりしています。
2011年~2017年の新設住宅着工戸数に対する認定長期優良住宅戸数の比率を見ると、木造が2割弱であるのに対し、鉄骨造は約8割に上ります。
中小工務店が主体とみられる木造と、ハウスメーカーが主体とみられる鉄骨造。
構造の違いで認定長期優良住宅の比率にこれだけの差がある理由は、中小工務店とハウスメーカーの姿勢に違いがあるからでしょう。

 

制度が始まって10年。工務店の意識が変わらなければ
2009年6月に長期優良住宅の認定制度がスタートしてからもうすぐ10年。
これまでに約89万戸の一戸建てが長期優良住宅の認定を受けました(2009年6月~2018年3月の累計実績)。
2017年度だけを見ても、約10万5千戸の一戸建てが認定されました。これは一戸建ての着工数の24.6%に当たります。
これだけ多くの長期優良住宅が建てられているのは、快適で健康的な暮らしや個人の資産形成など、様々なメリットがあるからです。
それにもかかわらず、中小工務店が供給する家の12.6%しか長期優良住宅の認定を受けてない有り様。家を建てるお客様のためにも、工務店の意識が変わらなければなりません。

 

これから家を建てる方は、どうすればいいのか?
残念ながら問題のある工務店が存在する現状で、これから家を建てようとする方はどうすればよいのでしょうか。
これまでにも何度かお話ししましたが、やはりご自身で住宅の性能などについて勉強することが大切です。それによって、お客様のために技術をアップデートしている工務店と努力をしていない工務店が見分けられるようになります。
また、技術はあっても手続きの手間を惜しんで長期優良住宅の申請をしたがらない工務店に当たってしまった場合でも、認定のメリットを挙げて申請を強く依頼できます。

 

具体的には、どのようなメリットが?
長期優良住宅の認定を受ければ、たくさんのメリットがあります。
●税制上のメリット
例えば、所得税の住宅ローン控除でメリットがあります。
長期優良住宅ではない通常の住宅の場合、ローン利用額(最大4000万円)の1%(最大40万円)が毎年の所得税から控除されます。
その点、長期優良住宅ならローン利用額(最大5000万円)の1%(最大50万円)が控除されます。
長期優良住宅・通常住宅のどちらも控除期間は10年間です。※消費増税に伴って13年間に延長される予定あり
このほか、登録免許税、不動産取得税、固定資産税に関しても減税策が用意されています。

 

●地域型住宅グリーン化事業
また、地域型住宅グリーン化事業補助金(長寿命型)を利用できます。
長期優良住宅の補助限度額は1戸あたり上限100万円(4戸以上の施工経験を有する事業者の場合)です。
さらに、地元産の材木を主要構造材などの過半に使う場合、1戸当たり20万円を限度とする補助額の加算があります。
補助対象の棟数には限りがあり、必ず補助を受けられるわけではありませんが、マルベリーハウスなら補助申請が可能です。

 

●地震保険料の割引
耐震等級3の長期優良住宅の場合、地震保険料が50%の割引になります。

 

長期優良住宅が中古市場で評価される時代に
国土交通省は2019年2月の「長期優良住宅制度のあり方に関する検討会」で、長期優良住宅が既存住宅流通市場で評価される仕組みを検討する方針を示しました。つまり、中古住宅市場での差別化と普及促進につながる刺激策を考えていくということです。

また、マルベリーハウスが参加する静岡ストックハウス流通促進協議会でも、長期優良住宅のように確かな技術で建てられた家の普及によって中古住宅の価値が見直され、市場が活性化することを目標にしています。
具体的には、長期優良住宅の認定は当然として、 “住まいの証明書”である住宅性能表示制度の活用によって性能を比較できるようにするほか、住宅の専門家によるインスペクション(住宅診断)を推奨したり、住宅の維持管理の履歴を明確にしたりすることを目指しています。

 

メリットの多い長期優良住宅。関心をお持ちの方は「Mulberry House(マルベリーハウス)」桑原建設までお尋ねください。

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《プロフィール》
代表取締役 一級建築士
桑原 人彦
江戸時代から続く大工の家系に生まれ、設計事務所での勤務経験を経て、父親から桑原建設を継承。創業以来50年以上に渡って約700棟の家づくりに携わった経験を生かし、打ち合わせから設計、施工監理までワンストップで対応。(一社)静岡木の家ネットワークの代表理事も務める。